「ポケットティッシュの配布を考えているけど、本当に広告効果があるの?」
「他の広告媒体と比べて、ポケットティッシュの広告効果はどう?」
商品やサービスのPR方法を考えていると、こんな疑問が出てきませんか?
コロナの影響で街頭配布が減ったとはいえ、まだまだポケットティッシュは販促ツールの定番です。
とはいえ、配布にかかる費用以上のリターンがあるのか疑問に思いますよね。(私も昔はそうでした。)
そこで、この記事では広告代理店社員の私が、次の点について解説します。
・ポケットティッシュの費用対効果
・広告効果が上がる配布のコツ
・効果がアップする広告のデザイン
・販促用ポケットティッシュをお得に作る方法
結論から言うと、ポケットティッシュは配り方次第で十分な効果が期待できる広告媒体です。
商品やサービスの特性にもよりますが、コロナ禍で落ちた売り上げを回復させるために配ってみる価値はあるでしょう。
この記事が、あなたが販促活動について考える際のお役に立つことを願っております。
ポケットティッシュ広告の費用対効果を知るために、まずはポケットティッシュの配布にかかる費用と費用対効果の計算方法について解説します。
また、ポケットティッシュは他の広告媒体より費用対効果が高いのかどうかも見ていきましょう。
ポケットティッシュの配布にかかる費用としては、次の3点を考える必要があります。
■広告入りポケットティッシュの制作費
広告を封入したレギュラーサイズ(一般的なサイズのポケットティッシュ)の場合は高くても単価が約8円です。
■配布代行業者に支払う人件費
1名1時間約3000円で、3時間から依頼できるケースが一般的です。
※配布時間が長くなるほど1時間あたりの人件費は安くなります。
※自社スタッフで配布する場合は人件費を抑えられます。
■道路使用許可の申請手数料
都道府県によって差はありますが、およそ2,000円です。
例えば、5,000個のポケットティッシュを5名で3時間配布した場合、合計で87,000円の費用がかかります。(内訳は以下の通りです。)
・ポケットティッシュ代:単価8円×5,000個=40,000円
・人件費:9,000円×5名=45,000円(1名1時間3,000円で計算)
・道路使用許可申請手数料:2,000円
ポケットティッシュの配布に必要な費用が分かったら、次は上記の例を参考に費用対効果を計算してみましょう。
まず、ポケットティッシュをどれくらい配れるかと言うと、1人で1時間に平均200個は配布可能です。
通勤時間の駅前のように人通りが多い時間帯・場所で配布すると、1人で1時間に350個ほどは配れます。
ポケットティッシュ広告の反応率は平均0.1%と言われるため、上記の例で考えるとお客さん1人(1組)あたり17,400円以上の商品・サービスであれば、数字上は元が取れる計算です。
■ポケットティッシュ広告の費用対効果を計算する時の考え方
・ポケットティッシュの配布にかかる費用:87,000円
・5,000個配って反応する人数:5人
・87,000÷5=17,400円
ただし、商品・サービスの製造や提供にも経費がかかるので、実際はその点も考慮する必要があります。
とはいえ、配布の仕方次第で反応率は約4%まで上がるケースもありますし、ポケットティッシュを受け取った人がリピーターになったり、後から商品を購入するケースも考えられるでしょう。
費用対効果に関しては一概に言えませんが、弊社のクライアント様も含め効果があるから皆さん配布されているわけです。
ここでご紹介した費用・配布可能部数・反応率を参考に、費用対効果について考えてみてください。
ポケットティッシュは、他の広告媒体と比べて費用対効果が高いのでしょうか?
ポスティング、新聞折込、ネット広告と比較してみましょう。
■ポスティング
・費用:1枚につき約6円+広告作成費
・平均反応率:0.3%
■新聞折込
・費用:1枚につき約3.5円
・平均反応率:0.03%
■ネット広告
・費用:1クリック(1視聴)あたり10円~(定額制の広告もあり)
・平均反応率1%
数字だけを見ると、ネット広告の反応率が最も高いことが分かります。
逆に新聞折込はかなり反応率が悪そうです。
ただし、年配の方がターゲットなら新聞折込は有効でしょうし、逆に若い方がターゲットなら新聞折込はほとんど効果がないかもしれません。(新聞を取っていない若い方が多いため。)
つまり、ターゲットの趣向や行動パターン、商品・サービスの特性に合わせて広告媒体を選ぶ必要があるということです。
私の経験から言うと、ポケットティッシュ広告は店舗を利用するサービス(飲食店、美容院、学習塾、スポーツクラブなど)や不動産のPRに向いています。
というのも、ポケットティッシュは周辺住民や駅を利用する方など、その地域が生活圏の方に配布できるからです。
あなたが売りたい商品・サービスの特性を考えた上で、ポケットティッシュを配布するべきか考えてみてください。
続いては、ポケットティッシュ広告の効果を上げるポイントについて見ていきましょう。
< ターゲットと目的をハッキリさせる>
先ほどご紹介した内容と重複しますが、広告効果を上げるにはターゲットと広告の目的をハッキリさせることが大切です。
その2点がブレたまま広告を配布しても、効果は期待できません。
■ターゲット
PRしたい商品やサービスを購入・利用する方の性別・年齢・趣向を明確にしておきましょう。
想定しているターゲット像とかけ離れた方に広告を配布しても、反応率は低いはずです。
■目的
あなたの配る広告が何を目的としているのか(来店・購入・申し込み・問い合わせなど)をハッキリさせておきましょう。
例えば、「1度お店に来てもらいたい」という目的でポケットティッシュを配るなら、
「広告をお持ちいただくと〇〇%割引があります!」と広告に記載したり、配布する時に声掛けをすると有効です。
ターゲットがハッキリしていても、ターゲットとなる方がいない時間帯・場所でポケットティッシュを配布しても意味はありません。
例えばサラリーマンがターゲットの場合は通勤の時間帯に駅前で配布すると良いでしょうし、学生がターゲットなら登下校の時間帯に学校近辺や最寄り駅で配布すると良いでしょう。
「ターゲットが多い時間帯や場所はどこか?」をよく考えたうえ、いつ・どこでポケットティッシュを配るか決めてください。
コロナ禍で人と人との距離が求められる現状を考えると、ポケットティッシュを配るのではなく、
ポスティングで「届ける」ことも考えましょう。
ポスティングなら対面で配布する必要がありませんし、配布より平均反応率が高いと言われます。
業者に依頼すれば地域やターゲットを絞って配布できるので、検討されてみてはいかがでしょうか。
当社では、ポスティングに最適なビッグサイズのポケットティッシュを販売していますし、ポスティング業者の手配も可能です。
ポケットティッシュの配布やポスティングを検討されている方、詳しい内容を聞いてみたい方は、
お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
ポケットティッシュを配るなら、配布方法だけでなく広告デザインも大切です。
広告のデザインで反応率は大きく変わるので、レイアウトの基本、色、フォントなどを意識して作成しましょう。
「どんなデザインがいいか分からない」という方は、以下のページをぜひご覧ください。
当社のデザイナーが、広告デザインのポイントを詳しく解説しています。
なお、ポケットティッシュには一般的な「レギュラーサイズ」以外に2種類の規格があり、サイズよって広告のデザインや効果に違いが出ます。
詳しい内容を確認したい方は、ポケットティッシュと広告のサイズについての記事をご覧ください。
また、飲食店のPRでポケットティッシュの配布をお考えの方は、以下の記事も参考になります。
・【飲食店の集客】新規顧客を集めて常連にするたった1つの方法とは
販促用のポケットティッシュを作るなら、なるべく費用を抑えたいですよね。
次のように注文すれば、オリジナルポケットティッシュをお得に作れます。
■商品だけを注文する
ポケットティッシュのみを注文して広告を自作すれば、コストカットになります。
ただし、広告を封入する手間がかかりますし、封入を外部に依頼すると人件費が必要です。
■大ロットで注文する
小ロットで注文するより単価が安くなるのでお得です。
広告宣伝費は商品やサービスを売る上で必要な経費ですが、抑えられるなら抑えたいもの。
対応可能な範囲で、上記2点を検討してみましょう。
なお、当社では商品だけのご注文はもちろん、小ロット~大ロットまでのご注文も承ります。
商品一覧ページから、気になる商品をチェックしてみてください。
販促用ポケットティッシュを作成する場合、次の費用が必要です。
・ポケットティッシュ代(高くて1個8円) ※商品によっては8円以上です。
・人件費(配布業者に依頼すると1人1時間3,000円が相場)
・道路使用許可の申請手数料(約2,000円)
ポケットティッシュの反応率は平均0.1%なので、配布する数をもとに費用対効果を計算してみてください。
反応率を上げるためには、ターゲットと広告の目的をハッキリさせ、ターゲットがいる時間帯や場所を選んで配ることも大切です。
また、広告のデザインによっても反応率が大きく変わるので、レイアウトや配色、フォント選びに注意しましょう。
コロナ禍で対面の配布が敬遠されそうな場合は、ポスティングの方が良いかもしれません。
どんな方法で配ると効果がありそうか、よく検討してからポケットティッシュを発注することをおすすめします。
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